冬にハイクで俳句
冬の山、寒い、風強い、雪で進めない、
日が短い、道路は凍っている、荷物も
重い、何にはともあれ寒い寒い。
しかし、雪の道、雪の森、雪の稜線、
雪の岩、すべの風景がすばらしすぎる。
だから行きたくなってしまう。
そこが大いに問題だ。
尾根風が 刻みし雪谷 なめらかや
丹沢で2月久しぶりの大雪が降った。この丹沢山塊は、冬には、安・近・短と三拍子そろったナイスな山。通称バカ尾根で有名な大蔵尾根の駒止茶屋を越える頃、雪が見え始める。金冷やしに突く頃は一面の雪山。アイゼンもザックザックと刺さります。塔ノ岳山頂にはたっぷり雪がついており、西側のベンチも気にせず、ガンガンすすめます。あいかわらず山荘だけはなぜか回りの空気無視する賑やかさ。外からも見える暖かいストーブと冷えたビール。歓談の輪、輪、輪! こちらとらクールに山荘無視して丹沢山へ。
名物の鹿よ出てこい!とばかり、塔ノ岳を速攻で下るのであった。しかし、竜ヶ馬場あたりで雪がまだ固まっておらず、膝まで踏み抜く。坪足地獄に突入。さらに強い尾根風に吹かれて散々な目に。目指す丹沢山は近い。走れ。